地固め① 20日目 今までの検査結果説明

昨日、一昨日まで37度前半をうろうろしていた熱が、安定してきたかな。
抗生剤を変えてから、確実に効いた証拠だね。

今日は、先生から、寛解導入療法2回目の結果を含む、今までの治療の経過についての説明と、今後どうするかの説明(相談?)がありました。

説明を受けるに当たっては、兄と母にも入ってもらった。

まず、1回目の寛解導入療法の結果は、以前このブログでも書いたとおり、昔の定義で言えば寛解と言われていたけど、先生の見解では、全然白血病細胞を減らすことはできていなかったらしい。
だから、寛解導入療法2回目に突入とともに、移植の準備を始めた。で、年末までにやった寛解導入療法2回目では、先生の予想以上に、抗がん剤が効いたらしい。白血病細胞の減り具合としては、通常のスピード、つまり、寛解導入療法を1回目で終わらせることができた人は、次に地固め療法へと進むんだけど、その通常の人と同じぐらい、もしくはそれ以上までにもってこれたんだと。
医学的に言うと、寛解導入療法で目指すべきは、「血液学的寛解。」この血液学的寛解のラインまで白血病細胞を減らせることができれば、次は地固め療法になる。
地固め療法で目指すべきは、現代医学の検査で、遺伝子レベルで白血病細胞が見つからない状態までもっていくことにある。これを「分子的完全寛解」と呼ぶらしい。
僕の場合、寛解導入療法2回目までにおいて、この分子的完全寛解のレベルの少し手前まで、白血病細胞が減っている状態になったんだと。だから、先生的には、予想以上に効いたらしい。

これを受けて、JALSGのスコアリングシステム(10点満点)で採点したところ、僕の場合は、9点だったとのこと
JALSGは日本の成人白血病を研究しているグループのこと。
このJALSGという組織が作成しているスコアリングシステムは、予後因子(病気の経過を左右するもの)を点数化し、その合計点で予後を予測するというもの。
僕の病院は、ここのスコアリングシステムを用いている。
8点~10点が、予後良好群とされ、化学療法でも治癒が期待できるレベルであること。

そのため、先生からの相談としては、以下の2つを提案された。
・1番最初の予定のとおり、(今回を除いて)あと地固め療法を2クールやって、治療を終えても構わない。
・移植の準備もしてきていて、条件の合うドナーもたくさんいるので、地固め療法終了後に、移植を行っても良い
どちらを選ぶかは、僕らの判断に委ねられた。

ただ、判断すると言っても難しいため、後日、再び、先生との話し合いをもって、しっかりとメリット・デメリットなどを聞くことにした。
正直言えば、嬉しい悩みだと思う。移植の準備が始まった時から、やはり頭の中に移植という文字がちらついていたのは事実だから。ただ、この嬉しい悩みは、きっとすごく悩むと思う。おそらく、僕の人生の中で、1番の悩み、岐路になるんだと思う。
嫁や家族ともしっかり相談したいと思う。

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