ご報告(白血病との闘病について)

5年目

本日、3ヶ月ぶりの外来でした。

結果は、異状なし。

先生からは、

「丸5年経って、ここで一区切り。5年経てば、確率論で再発する可能性は極めて低い。ここからは、人それぞれだけど

①もう大丈夫だから検査はしないという人

②自分のまちのお医者さんで、年1回程度血液検査をするという人

③半年に1回程度、引き続きココで検査するという人

この3パターンに分かれる。どうしますか?」

との話があったので、迷わず③の引き続き診てもらうことにしました。

思えば、調子を崩して入院したのが、2014年9月17日
転院等を経て、抗がん剤治療を開始したのが、2014年9月28日

それからは、様々な副作用や敗血症ショックという重篤な感染症を発症しながらも生き延び、2015年6月25日に完全退院

再発率が高い病気なので、完全退院後は再発の懸念との戦いでしたが、持ち前のポジティブさで、今日までの5年一区切りまでは、あっという間でした。

あっという間とはいえ、再発しないためのあらゆる努力をしてきたのも事実。

「自分で努力したなんていう奴は努力をしていない」なんて言われそうですが、そこは間違いなく努力したと自負できます。

「あのとき、ああしとけば良かった」と後悔だけはしたくない。

だから自分がやろうと思ったことは徹底的にやろう。その気持ち一心でした。

 

もちろん自分ひとりだけの努力でここまで来たわけではありません。

家族・友人の支え、そして、この白血病闘病の過程において、多くの出会いに恵まれたこと、それらすべてが私に力を与えてくれました。

闘病を通じて得られたものは非常に大きく、自分の価値観から何から変えてくれました。

闘病中に出会ったJリーガーの村田選手から教わった一つに「世の中にマイナスなことはない。マイナスと捉えるかプラスと捉えるかは自分次第」という言葉があります。

この歳でガンになれば、「なんで俺だけ」と思う人が圧倒的かもしれません。

でも、この教えにより、「抗がん剤、楽しんでみるか」「完治したらこの経験を伝えていこう」など、様々なポジティブ思考が生まれていきました。

闘病で止まってしまった時間も、「止まったではなく、治ってからめちゃくちゃ充実させりゃ良い、やりたいことを時間無駄にせずやっていこう」と思えるようになりました。

 

そんな私から最後に伝えたいこと。

人生は一度きり、いつ何が起こるかわかりません。

時間もあっというまに過ぎていきます。

だからこそ、1日1日を大切に、自分のやりたいと思ったことを全力でやってほしい。

何歳になろうが夢をもつことは素晴らしいこと。

私にも夢があり、まだその途中です。

諦めないでやってほしい。

後悔は避けて通れないものだけど、後悔を減らしていくことは可能。

そして、周りの人やモノに感謝することを忘れないでほしい。

日々、自分の体はフル回転で働いてくれています。

それは当たり前のことではないんです。

自分が生き続けるためには、家族や友人の支えはもちろん、水や食料、車だったりあらゆるモノの支えを必要とします。

そんなすべての人やモノに感謝する心を忘れず、

「いつもありがとう」

そのコトバを直接、または心の中で伝えてください。

人は「当たり前」という感情から、周りの人や物に感謝することを忘れがちです。

感謝の心を忘れずに、日々過ごしてください。

私からも、支えてくださった多くの皆様へ、そして、このブログを読んでくださっている皆さまへ、この場を借りて、改めて御礼を言いたいと思います。

「今まで支えてくださり、ありがとうございました」

そして、

「これからもよろしくお願いいたします」

ブログはまた定期的に更新していこうと思います。ぜひ遊びにきてください。

コメント

  1. 優生の母☺︎ より:

    こんばんは。Instagramでフォローさせていただいてるシナモンです。平癒おめでとうございます私の娘も白血病でした。今年の4月天国にいってしまいました。余命宣告から9ヶ月も頑張りました。諦めず笑顔で頑張ってくれました。娘のInstagramも見てくれたら嬉しいです

  2. […] 夫のブログ最新記事→ご報告(白血病との闘病について) […]

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