【1か0か】白血病の闘病を始め、闘病時や検査時にポジティブに捉える思考

5年目

以前にも少し書きましたが、今日は表題の件について、改めて書きたいと思います。

僕の場合は、白血病治療時の闘病でしたが、白血病だけでなく、様々な病気で闘病する際の全般的に言えることだと思います。
人それぞれ長く年月をかけて形作られた性格はもちろんあると思います。「そんな簡単に前を向くことはできないよ」などの言葉は必ずあると思いますが、少しでも参考にしてもられたらと思います。

 

再発率、5年生存率など、確率論が与える心理的な影響

病名を告知されたときや、闘病が始まるときなど、必ず1度、自分の病気のことをネットで調べると思います。これは患者本人だけでなく、支える家族や友人なども一緒だと思います。その際によく目にする、耳にするコトバに

「(白血病で言えば)自分の白血病の型は、●型で、予後は●●で、5年生存率○○%。」
「再発率は、○○%です。」

などのコトバがあります。

繰り返しになりますが、これは白血病のみならず、何かしらの病気で闘病している人たちも同じです。ネットで調べれると、嫌でも目にしますし、主治医との面談の中でも、説明があったり確認したりするコトバだと思います。

ただ、このような確率論については、病気という観点のみならず、日ごろ、私たちが生活している中で、存在しているものだと思います。

これら数字(○○%)が、人間の心理に与える影響は、やはりかなり大きいと思います。(もちろん、全ての人に当てはまるわけではないですが)

 

プラス思考とマイナス思考(高校入試や大学入試、資格試験等)

例えば高校入試や大学入試、はたまた資格試験などを例にとりますね。

合格率は80%ですと聞いたら、または調べたら、皆さんはどう思いますか?大きく分ければ、2つのパターンだと思います。

 

「合格率高い。これなら大丈夫」

これはつまり、合格率の高さに自信を深められる人ですね。つまり物事をプラスに考えられる人。

 

②「残りの20%に入ってしまったらどうしよう」

こちらは逆に、確率が高いゆえに、その80%に漏れたらどうしようと考えてしまう人です。つまりマイナスに物事を考えてしまう人。

 

プラス思考とマイナス思考(再発率)

では、次に病気のことで考えてみましょう。「再発率は80%です」ときいたら

①「再発率は高いけど、20%は再発しないってこと、そこに入れるようにやってやる!」

と思える人、確率の高さをモチベーションに変えられる、つまりプラスに考えられる人。

 

②「再発率が高すぎる」

まあ、これは80%なんか聞けば、マイナスに考えたくもなりますよね。

 

では、「再発率は20%です」ならどうですか?

マイナスに捉えてしまう人は、これでも、再発率は0%ではないんだと考えてしまう人はいるんじゃないでしょうか?

 

数字というのは、それだけ、心理的に影響を与えてしまいますよね。

いずれにおいても、注意が必要なのは、数字を気にしてマイナスに考えてしまうタイプの方です。

そんな方には、お伝えしたいことは、数字ばかりが自分の頭を巡って、マイナスに考えてしまいそうになった時、こう考えてみてみください。

 

 

自分にとっては、1か0

『自分にとっては、1か0なんだ』

 

今、事例を交えながらいろいろ書いてきましたが、闘病だけでなく、受験など様々な場面において、数字を気にされる方の場合、数字というものがずっと尾を引き、気持ちが凹んだり、ナーバスになったりして、その時点でくじけそうになったりする時ってきっとあると思います。

確かに、そういう数字というのは、しっかり統計をとった上で出している数値でいい加減なものではないとは思うし、積み上げられた実績を踏まえたものであり、その数値の信憑性は高いとは思います。

でも、仮に再発率が高いとしても、再発しない人はしません。逆に、再発率が低くても再発する人は残念ながらしてしまいます。

結局は、どうなるかなんてわかりませんし、むしろ、そんな数字を気にして過ごしてたら、楽しくもなく何も良いことは無いし、良い流れも生まないと思います。

つまりは、自分にとっては、あくまで再発するかしないか、表題のとおり、「1か0のどちらか」なんです。

でも面白いもので、数字が小さいもの同士(1か0)の比較になると、1に頭が向く人は多いと思うんです。1か0だったら、1に残ってみせる!!みたいに。
「80%?高いな・・・」ではなくて、1か0です。

これは、もちろん極端な考え方と言われるのは承知の上です。
ただ、数字を気にしてマイナスに考えてしまうなら、こういう極端な考え方も大事なんだと思います。

僕は元来プラスに考える人間なので、マイナスに考えることはあまりないですが、もし、「自分はマイナス思考の人間で」ということで数字を気にされる人がいる場合は、今書いてきたような考え方に少し変えてみると、少しは気持ちが楽になるかなと思います。気の持ちようは、すごく大事なことですので。

ぜひ、試してみてください。

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