Miっちゃん

私のブログを見てくれている人は、Miっちゃんと聞いたらピンと来る人が多いと思う。

私はこの病気になって、白血病について調べていたとき、同じ病気(同じ型)で戦うMiっちゃんのブログに辿り着いた。そのブログには、とても分かりやすく白血病とはどのような病気なのかというだけでなく、副作用やその対策、さらにはポジティブに戦うその子の姿が綴られていた。

私は、何度もそのブログを訪問して勉強したり、その子の姿から勇気をもらって、自分の力に変えていた。

そんな彼女は、以前私のブログにも書いた通り、度重なる再発から、最後は、無治療という選択をした。最後は、ずっと支えてくれた彼との時間を生きようと。

無治療の選択をブログに綴った2月、最後に桜を見たいと願った彼女は、その思いを叶え、9月まで生きた。
Miっちゃんとは、ブログで出会い、それから何度もメールでやりとりさせていただいた。私のことも何度も励ましてくれたし、いつも元気なメールがそこにはあった。だから、きっとあの子は、無治療の選択をしてから9月までの間を、Miっちゃんらしく生きたと思う。闘病していた時のように明るく元気に生きたと思う。

29歳という若さ。Miっちゃんの人生は、ブログにも綴っていたけど、白血病という病気だけでなく、本当に壮絶なものだった。子供の頃から受け続けた父親の暴力、父親から母親へのDV、両親の離婚、父親の自殺、その時初めて知った父親の想い、白血病になってしまったことで生まれてしまった母親との距離感など、それら全てを受け入れて、向き合って、強く生きてきた。まだ20代の女の子が。

この子の人生に比べたら、私は恵まれている、だから病気になったからって下なんか向いてられない、そう思って私も闘病してきた。

29歳のMiっちゃんから、私は、多くのことを学ばせてもらった。本当に感謝してもしきれない。心残りは、会う事が叶わなかったこと、そして会って直接、感謝を伝えることができなかったこと。

私は、あなたから学んだことを糧に、必ず完治させる、そして、あなたが私に前向きに生きる姿を見せてくれたように、このブログを見てくれてる人に、同じような姿を見せていく。少しでも病気で戦う人たちに希望や元気を与えられるように。

Miっちゃん、今まで本当にありがとう。どうか安らかにお眠りください。

今、インスタでブログと同じように情報を発信していて、そこでつながった方たちの状況を拝見すると、高校生3年生で白血病だけでなくて肝細胞癌など多くの病気を抱え、強く闘っている子や、白血病を発症しその後肺線がんやリンパへの転移から余命宣告をされた中でも、支えてくれる彼の姿を生きる力に変え、1日1日を生きる女性の姿などがそこにある。
なぜ、このような若い子たちにこんな試練を課すのか。インスタを見るたびにその悔しさがこみ上げてくる。こんな現実的ではないコトバを安易に言いたくないけど、神様がいるなら病気と闘うこの子たちを救ってあげてほしい。

私には、Miっちゃんがしてきたように、このブログで前向きに生きる姿を発信し続けることと、願うことはできる。1日1日、自分の人生を自分らしく歩んでいってほしいと。

ただただ想いを綴って、まとまりのない文章になってしまって申し訳ないです。

以上です。

 

「一日一日を大切に過ごしてください。そして、『今日はいい事がある。いい事がやってくる』『今日はやりたい事が最後までできるんだ』 この事を思って生活してみてください。 - 瀬戸内寂聴 -

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました