入院1日目~輸血~

病院のベッドは、小学校の頃以来だった。
状態が状態だっただけに、眠ることはできた。
でも、まだフラフラな状態。

朝になり、回診にて担当医から、
「まずは熱を下げるとともに、輸血が早急に必要なレベルですので、血小板・赤血球とも輸血を行います。」
と、告げられた。

輸血・・・今までに馴染みがなかった。改めてそれほど悪かったのかと実感させられた。

輸血の副作用には、かなり重篤なものがある。特に血小板の輸血は、副作用でアレルギーがでやすいとのこと。それも重篤なものはすぐに出るらしく、重篤なものだと、アナフィラキシーショック・アナフィラキシー反応・呼吸困難とか・・・。
でも、今は輸血を拒否できるような状態でないため、何も言わずに同意書にサイン。

血小板の輸血から始まった。輸血というと赤をイメージするけど、めちゃくちゃ黄色。
血小板の輸血は、開始10分は必ず看護師が立ち会うことになってる。副作用が出たときのためにね。
熱も輸血前に測り、さらに10分後に測るといった感じ。それだけ慎重に・・・。
だいたい1時間半ぐらいで輸血は終了。
これで0.8ulしかなかった血小板数も回復してくれるかな?

続いて、赤血球の輸血だけど、これは副作用は出にくいとのこと。
3時間ぐらいだったかな。ベッドでのんびり。

夜、主治医が部屋にやってきて、今の体の状態について説明。
簡単に言うと、急性骨髄性白血病が一番疑わしい。とのことだった。
ただ、骨髄の中をしっかり調べてみないとはっきりと言えないとのことで、明日骨髄検査をすることになった。

白血病・・・聞きたくないコトバだが、まだ決まったわけではない。それにまずは、熱とか下げないと。

とはいえ、職場には、入院したことは告げなくては。

この時の僕は、長くても数週間程度で、退院できるものと思っていた。

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