入院４日目～病名の告知～

熱はだいぶ良くなってきた！
輸血の効果で、血小板数は、4.9ul、赤血球は263ul、ヘモグロビンは、5.4g/dlから8.2g/dlまで回復。
といっても、基準値まではほど遠い。まだまだ安静にしていなくては。

午後、母と妻立ち合いのもと、主治医から骨髄検査の結果を告げられた。

急性骨髄性白血病 分化型（Ｍ２）

血液のガン・・・

突きつけられた現実に、頭の中が真っ白になった・・・。

まだ３２歳だよ。
まだ挙式してから９か月しか経ってない。
まだ死にたくない。
まだやりたいこともたくさんある。

タバコも吸わない、酒も飲まない、規則正しい生活してただろ。

何で、俺なんだよ・・・。

でも、現実は受け入れなくてはいけない。僕の体には、白血病細胞が宿っている。前を向かなきゃいけない。

でも、今夜だけは、泣こう。ありのままの感情をだそう。
前を向くために・・・。
それが、前を向くための一歩だ。

夜、兄からのメールに心を打たれる。泣いたよ。でも、前を向かせてくれるコトバだった。
『神様は不平等だよな。なんで子供の頃から○○（僕）ばかりに試練を与えるのか。兄貴2人がいくらでも試練受けてやるのにな。
移植が必要になったら、兄貴2人で○○（僕）を助けてやるから、心配するな。今はただ治る事を信じろ。
絶対大丈夫だ、病気に打ち勝つ強い心を持て。まだ●●（妻）を幸せにしてあげてないぞ。
まだこの先何十年という未来が待ってる。必ず幸せになるんだ』

子供の頃から、いつも兄の背中を見て育ってきた。ほんとにたくさん遊んだし、面倒をみてもらった。兄のようになりたいとずっと思って生きてきた。
そんな兄からのメッセージは、ほんとに心強かった。