闘病を前向きに、コトバ・イメージ・感謝の重要性

5年目

病は気から

前回のブログでは、勝ちグセ脳をつくるための3つの脳力について書きました。

前回のブログは、こちらから→ 

これまでのブログの中で、闘病時に必要なメンタルのキーワードとして挙げたのがこの5つです。

1 気持ちの切り替え・捉え方 → 記事はこちら

2 全ては(自分が)どう捉えるか → 記事はこちら

3 確率論の考え方 → 記事はこちら

4 勝ちグセ脳をつくるための3つの脳力 → 記事は、上記の前回のブログ

5 コトバ・イメージ・感謝 → 今回はこれについて書きます。

 

繰り返しになりますが、病は気からというコトバが、まさにそのとおりであると私は思っています。これまで書いてきた、1 気持ちの切り替え・捉え方」「2 全ては(自分が)どう捉えるか」「3 確率論の考え方」「4 勝ちグセ脳をつくるための3つの脳力」は全てこの病は気からに通じているものです。

そして、これも繰り返しとなりますが、この病は気から、すなわち、気持ちについては、闘病だけのことではなく、仕事においても、プライベートにおいても、スポーツにおいても重要なことですので、意識して読んでいただければと思います。

 

イメージ・ポジティブイメージ

5つ目として挙げた、「コトバ、イメージ、感謝」これは、本当にもうそのままのことでありますが、造語や格言など前向きなコトバを見ることだったり、ポジティブなイメージを持つことだったりが、闘病時の心理や辛い時に与える良い影響というものです。そして何より、そういうときだからこそ気づく周りの人やモノの大切さと、それらへ感謝することの重要性です。

まず、ポジティブイメージですが、これは今までも書いてきたとおりですが、どんなにつらい状況が起こっても、治ったときの自分をイメージするようにしてください。仕事やスポーツでもそう。自分が成功している姿をイメージし、脳にそれを植え付けましょう。

治ったときにやりたいことをリスト化し、それを実際にやっている自分をイメージし、楽しんでいるイメージ。こうするとまず笑顔になってモチベーションを高めることができます。このイメージを実現するために、必ず乗り越えようと脳力が高まります。

前回のブログでいう3つの脳力における成信力、苦楽力にかかる部分です。

ちなみに、ネガティブなことを考えて凹んだ場合、脳が立て直しを図るのに、2時間かかると言われているそうです。

 

 

コトバ(造語・格言)

次にコトバで、その中でも”造語”と”格言”になります。

造語

造語というのは不思議と力を与えてくれます。これは、要は自分がどうとらえるかという部分につながる話だと思いますが、

例えば、上昇気流にのる!という言葉がありますよね。
この上昇を、常笑に変えてみましょう。

「 常笑気流 」

常笑と変えることで、常に笑い続けることで、良い気流ができる。そして、その気流に私は乗れるんだと、そういうふうに考えることができて、気持ちが前向きになれます。

必勝というコトバも、基本、勝ち負けの勝ち、なのですが、これを

「 必生 」必ず生きるんだ に変える、

「 必笑 」必ず笑うんだ に変える。

そうすると不思議とパワーがわいてくるのです。
これは、自分を奮い立たすだけでなく、誰かを励ますときにも効果的です。捉え方ですね。

 

格言

そして格言です。

よく著名人の格言が、ネット上にアップされていますが、著名人は、その地位を築くまでに相当な経験をされています。ですから、その方たちの言葉というのは、重みや説得力があるんですね。

例えば、イチロー選手の格言
壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能がある人にしかやってこない。だから、壁がある時チャンスだと思っている。

そして、元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎さんの格言
99%ダメ??あと、1%あるやん。

闘病という状況において、こういった著名人の言葉というのは、ぐっと刺さるものが多いんです。だから私は、毎日格言を1つ見るようにしていました。

今例に出した、この2人のをコトバをみて、共通しているのは、ポジティブ思考だということ、そして自分がどう捉えているか、ということです。

壁というのは乗り越えられる可能性がある人にしかやってこない。だから逆にチャンスなんだと捉えているイチロー選手。

回りに何といわれようが1%の確率を信じる辰吉さん。

ぜひ、みなさんも著名人の格言を見てみてください。

 

周りの人やモノへの感謝

そして、最後、周りの人やモノへの感謝です。

今、このブログを読んでくださっている方は、“感謝する”という行為、すなわち「ありがとう」というコトバを発する行為を、日々できていますか?

何でも良いのですが、思い出してみてください。

普段生活する中で、当たり前になってしまって、感謝するということを忘れていませんか

振り返れば、私は病気になる前、感謝するということを忘れてしまっていたと思います。
もちろん、まったく感謝していなかったわけではありませんが、ありがとうを心を込めて言っていたかと言われれば、??です。
全てのことが当たり前になっていたと思います。

健康でいるために、自分の体は日々、フル回転で働いてくれていますよね。
ケガして血がでれば、血小板が血を止めてくれます。
菌が入れば、菌と闘ってくれる白血球たち。

泥酔して帰ってきても、時間が経てば元に戻る体。
その自分の体が、しっかり働いてくれるためには、水や食料が必要で、それらを生み出してくれるのは生産者です。
また生産者が作った野菜なり、食材を使って料理を作るのは、奥さんだったり、旦那さんだったり、彼女、彼氏だったり。

自分が通勤するためには、車や電車などの乗り物が必要ですし、手や足が動かないとその車の運転もできません。

こうやって見ていくと、生きていくうえで必要なことってたくさんあって、その必要なことに対して、当たり前のこととして思ってしまっています。

ただ、その普段当たり前にやっていること、当たり前と思ってしまっていることには、人に対しても、物に対しても日々感謝しなければいけないんですよね。生きていくために。

誰でも、自分が感謝されたら、嬉しくなりませんか?「ありがとう、○○さん」と。悪い気はしませんよね。
人に感謝されたら、またこの人のために何かしてあげたいとか、感謝した方もされた方も、明るい気持ち、幸せな気持ちになりますよね。
感謝することで生まれた幸せな気持ちだったり、プラスな気持ちだったりによって、良い流れが引き寄せられる土台ができるのかな、と思うのです。
この土台に、自分の引き寄せるんだという強い気持ちが加わることによって、“引き寄せ”というものが起こるのかなと思います。

人間という生き物は、感謝するということを、“当たり前”という感情によって、怠ってしまっているように思います。
もちろん、私が病気になった原因が、“感謝してこなかったから”ということにあるわけではないと思いますが、私の場合は、自分の体のことをもっともっと考えて、日々感謝しなければいけなかったと思います。

病気になって、今までの自分を振り返りました。降り返っていると、私の頭の中は、たくさんの“ありがとう”というコトバでいっぱいになっていました。
それだけたくさんの人や物に支えられてきたからこそ、今まで自分は元気に生きてこれたんだ・・・そう強く思いました。
そう思う自分の目に、自然と涙が浮かんでいました。
その涙は、私をより一層強くしてくれたと思います。
みんなのためにも、生きるんだ
そう強く思わせてくれました。

みなさんも、感謝するということについて、ぜひ1度考えてみてくださいね。

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