水分補給の大切さ

病気になる前は、１日にどのくらい水分補給をしていたんだろうと、今振り返ると思います。
たぶん、全然摂取していなかったんじゃないかなぁって。
記憶にないぐらい。もちろん、そもそも飲料水が嫌いというわけではないです。
お茶なり、スポーツドリンクなり、コーラなり、飲んでいたものはたくさんあったり、食事の中でも味噌汁なり水分を摂取する機会はありました。
でも、意識して水分を摂取していたかというと、それは間違いなく有り得なかったです。

１日の水分摂取量の目安は２リットルと言われていますよね。
それに人の体の約６０％は水でできています。
つまりそれは、水分を摂取しないと体のどこかしらに悪影響がでる可能性があるということも言えると思います。

よく聞くのが、水分が不足すると、
粘りのある血液になって、血流が悪くなるということ。
細胞へと酸素が行き届かなくなってしまい、内臓機能など、様々な機能が低下してしまうということ。
動脈硬化とかで、脳梗塞や心疾患等が起こりやすくなるということ。
脱水症状を起こして、体温の調節がうまくできず体温が上昇してしまったり、吐き気や頭痛、意識障害などを起こしたりしてしまうということ。
便秘になったり、代謝が悪くなったり、むくみやすくなったり・・・脳への血液循環も悪くなって、イライラしやすくなることもあったり。

病気になって、改めてその水分摂取の大切さに気づくことができました。遅いわ！って言われるかもしれないけど（笑）

通常でもこれだけ大切な水分、治療中ももちろんとても重要なわけで・・・。
治療中、抗がん剤の投与が始まってからは、水分をたくさん摂取しなければいけません。どのくらい１日に水分を摂取しているか記録をつけるよう指示もあるぐらいです。

抗がん剤は体の中に大量に入っています。これを尿で出すことが重要なんですね。これをすることで（私の場合は）吐き気などの副作用も和らぎました。それに、臓器への影響も緩和されるという意味でも重要なようです。
もちろん、何かしらの副作用はでてはしまいますが。
だから、水分とってないと、今日とってないよと看護師さんからも注意が入りますね。

基本的に、抗がん剤投与期間中は、ポカリと同じような成分のソルデムという点滴を１日２リットル投与されますので、水分補給は自動的にできるのですが、それ以外にも自分の口からも水分を摂取することが大事ということを言われました。また、ポイントとしては、１度に一気に飲むのではなく、少しずつでも細目に補給することです。
だから、私の病室には、ペットボトルが常にスタンバイの状態でした（笑）

今治療中の皆さまも、退院された方々も、健康な方々も皆、水分補給は細目に１日２リットル程度を目安にしてみてくださいね。
私も、今も毎日水分補給を欠かさぬよう、ぺットボトルや水筒を持ち歩くようにしています。