あれから１年

今日６月２５日は、自分にとって特別な日。
それは、僕が完全退院した日。
１年前の今日。

何だかんだ、あっという間の１年だった。
毎月の検査もしっかりクリアしてきて、今のところ問題なし。

この１年も、色々な出来事があった。
僕が病気になってしまったがために延期となっていた兄の結婚式に参列できた。
村田選手の勇姿をスタジアムでとうとう見れた。
村田選手を通じて新たな出会いが生まれた。
仕事にも復帰した。

そして、先日も僕にとって忘れられない出来事があった。
先輩・友人が開いてくれた快気祝い。

この集まり、実を言うと、僕にとってはとても想い入れのあるもの・・・。
なぜか？
僕が病気になる前に飲む予定だったのが、実はこの集まり。
日程も決まっていて、楽しみにしていた時に僕が倒れた。
そして白血病宣告。
もちろん飲み会は延期。
「飲めなくなりました」、礼儀としてこれをしっかり伝えないと。そんなことを思いながら病室のベッドの上で点滴しながらスマホを手に取ってたのが１年９か月前。
この時からすでに、「この飲み会を必ずもう１度開いてみせる」という気持ちを、病気に打ち勝つためのモチベーションに変えてた。

そして、先日の会。

止まってた針が動き出した瞬間だった。
それ以前にも顔は合わせていたけど、その会に身を置いたことで実感した、「戻ってきた」という感情。
そんな感情を抱いている中、サプライズで登場したケーキ。
やられました。
病気を告知され、治療が始まり、死にかけたこと数度・・・今までの出来事が走馬灯のように蘇り・・・
涙をこらえましたよ（笑）
今までずっと、常に笑ってポジティブに乗り越えてきた。
だから元気になった笑顔の自分を見せたかったから。こらえた。

でも、めちゃくちゃ感動。

みんなの気持ちが伝わってきて・・・至福の時でした。

本当にありがとうございました。
待っててくれて、ありがとうございました。

６月２７日、退院して１年の検査。
これも乗り越えて、来月、いよいよ骨髄穿刺に挑みます。

見ていただき、ありがとうございます。

　　　
明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。
– ガンジ－ –